Why Meditation?
私が瞑想をはじめた理由
体調不良がきっかけで、東洋医学を知る
20代のある時期、明らかな体の不調を感じていたのですが、勤務先で人間ドッグを受診したら「異常なし」という結果でした。体感的には絶対に健康ではないのに検査結果は異常なし=健康とあり、その時に初めて「健康とは何だろう?」と疑問を持ちました。
調べていくうちに、地球上には西洋医学と東洋医学があり、一般的な病院は西洋医学に基づく検査や治療を行なっていること、西洋医学では癌細胞や血液の数値異常などが見つからなければ異常なし=健康と定義されることを知りました。これとは対照的に、東洋医学では不快感や痛みは既に病気の始まりと考え、これらの身体からのサインを無視し続けた場合に西洋医学でいうところの病気にまで発展するという概念が基本にあることも知りました。
仕事のストレスから「天職」を見つけたくなった
東洋医学でいえば既に私は病気だ!と思った私は東洋医学に興味を持ち、さらに調べているうちにヨガという健康維持法があることを知り、早速体験レッスンに行きました。そのヨガレッスンの終わりに先生が「はい〜無になってください〜」と言ったのですが、「無」になろうとしてもなれない経験をしたことから「無になる方法」を調べ始め、瞑想の存在を知りました。
瞑想について調べると、ニューヨークのビジネスマンの多くが瞑想をしていることや、ストレス軽減・インスピレーションが研ぎ澄まされる・自分の本当の望みがわかるといった効果があることがわかり、本を購入してやってみたもののやり方が合っているのか確信が持てず、ちゃんと瞑想を学びたい!と思い瞑想講座を探し始めました。
体調不良の原因は仕事のストレスです。希望の部署に異動となり仕事をしていましたが、「人生で最も辛いのは誰にも必要とされないことだ!」と思うに至る状況に置かれていました。毎週片道2時間半のフライトで取引先に出向くものの、当日ドタキャンや受付でのトラブルが当たり前に繰り返されるのが辛く、必要とされていないな→私は何のためにここにいるのだろう?→私は何のために生きているのだろう?→幸せって何だろう?→誰かに求められること?→誰かの役に立つこと?→私はどんな風に人の役に立ちたいのだろう?→どんな仕事をしたいのだろう?→その仕事をしたら心底満たされる?→それは一時的?→永遠に満たされるにはどうしたらいいのだろう?…のような幸せの探究をしていました。そしてピンと来た瞑想講座があったので、「自分の本当の望みを知りたい」「天職を知りたい」という思いで参加をしたのが私の長い瞑想歴の始まりです。